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鑑別診断の流れ
認知症疾患医療センターでは、認知症の鑑別診断を行っております。
認知症の鑑別診断では、認知症の有無、原因疾患、重症度などを見極めるための診察を行います。鑑別診断に必要な診察と検査のために複数回来院していただくこともあります。
1. 診察予約抗アミロイドβ(Aβ)抗体薬治療についてはこちら
- 診察予約は、地域の医療機関から当院予約センターでのFAX予約のみとなっています。
お電話での診察予約は行っておりません。また、完全予約制で予約外の受診はお受けできませんのでご了承ください。 - 初診時には、診療情報提供書?マイナ保険証(または保険証)?お薬手帳をご持参ください。
また診察券?頭部CTなどの画像データをお持ちの方は合わせてご持参ください。
※ご本人様?ご家族様?当センターでの鑑別診断をご希望の場合、まずは、かかりつけ医療機関にご相談ください。
※医療機関の方?予約方法は上部の「受診を希望される方」からリンクへお進みください。
※地域包括支援センター、介護?福祉事業所の方?ご担当されている方への当センターへ受診勧奨される場合、まずは、かかりつけ医療機関にご相談いただくよう、ご本人様?ご家族様にお伝えください。
2. 事前面接
- 当日は地域の医療機関からご案内されている各診療科の受付に直接お越しください。
(診察前にCT検査や採血検査がある場合は、当日にご案内します。) - 事前面接では、ご同行されている方から認知症疾患医療センターの精神保健福祉士、看護師等が、ご本人の生活状況を詳しくお聞きします。
日常生活を把握されているご家族や支援者の方のご同行をお願いします。
3. 検査
- ご本人に対して、診断に必要な各種検査を行います。
(臨床心理士による認知機能検査を行います。補助検査として、CTやMRI等の画像検査、採血検査、脳血流検査 などを行う場合があります。)
4. 診察
- 事前面接と検査の結果が揃いましたら、専門医による診察を行います。
- 診察は神経精神科?脳神経内科?脳神経外科の専門医が担当しています。
(診察日により診療担当医がかわります。ご了承ください。) - 専門医より、認知症の鑑別診断と重症度、生活障害や行動?心理症状や介護状況などを評価し、結果を説明します。(1回の診察で診断結果が出なかったり、追加検査があったりする場合があります。)
- その後、ご本人、ご家族と医療者で治療方針を決めていきます。
- 診断結果により、薬剤の使用や介護保険の申請を勧めさせていただくことがあります。
5. 関係機関との調整
- 鑑別診断後の日常の診療は、地域の医療機関(かかりつけ医)が担当することが基本となります。
紹介元の医療機関へ診断結果や検査結果をお伝えし、引き続きサポートしていただきます。 - 介護サービスが必要な方については、地域包括支援センターを紹介させていただきます。
また、必要な場合はご希望に合わせて情報をお伝えします。 - 必要に応じて認知症疾患医療センタースタッフより今後の生活についてのアドバイスをさせていただきます。